ライアンエアーはLCCとして自社サイトでの直販に全力を注ぐことで知られるが、Simple Flyingによると、このほどKiwi.comで航空券を購入した旅客の搭乗を拒否する策に打って出た。

ライアンエアーはもともとOTAが自社サイトをスクレイピングして座席を販売することに対して訴訟を起こすなどしてきたが、今回のKiwi.comに対しては、Kiwi.com側が勝手に搭乗券を発行しているサービスがEUの規則に違反すると主張し搭乗を拒否したという。

Kiwi.comのサービスは、ユーザーの代わりに無料で自動でチェックインの手続きを済ませるもので、完了とともに搭乗券を送付。搭乗券はライアンエアーが発行するものと全く同じ情報を掲載しているが、Kiwi.comのブランディングと色となっているという。

Kiwi.com側は違うのは色だけと反論しているが、ライアンエアーは偽造であるとし、そもそも航空券を販売したり搭乗券を発行する権利はないと非難している。